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小さな世界。

今日新聞記事を読んでいたら、小学生のいじめによる自殺について、書かれていました。

そこにはその子が修学旅行のグループ分けをするときに、どこのグループにも入ることが出来なかったと書かれていました。

この一文を読んで、私は自分の中学生時代を思い出しました。

私もこの子と同じで、修学旅行のグループ分けをした時に、どこのグループにも入れなくて、子供心に惨めな思いをしたことがあったからです。

あれからずいぶん経って、もう大人になってしまったけれど、子供の頃の悲しい記憶は、今でも忘れることが出来ません。

私は大人になって良かったなと思うことが一つだけあって、それはもう学校に行かなくていいからと言うことです。

私はいじめられていたわけではありませんが、友達を作るのが下手で、周囲からはいつも浮いた存在でした。

クラス替えがあるたびに、仲の良い子と同じクラスになれるか否かで、1年間が決まってしまうような子供でした。

仲の良い子と違うクラスになった年は、極端な話、友達が一人もいないクラスで、1年間を過ごしたこともあります。

登校拒否もしたし、担任教師には人の心を踏みにじっていると詰られて、両親を困らせました。

そんな悪い子の見本のような私でも、それなりに年を取って、現在は接客業をやっているのですから、時間というものは経ってみないと分からないものです。

友達が一人もいなくて苦しかった頃、時間が過ぎることだけが救いでした。

学校という閉鎖的な場所からは、子供だった自分は逃げることが出来なかったし、義務教育を辞める事なんて出来ませんから、居場所のない教室に毎日通うしかありませんでした。

学校は当時の自分にとって世界の全てで、そこに適応出来ない自分が嫌で、ずいぶんと悩んだりもしました。

でも小さな世界なんですよね。

いじめられて、自分で命を絶つほど苦しんだ子を思うと、きっとその子にとっても、世界の全てだったのじゃないかと思います。

でも本当は、学校が全てではないし、今自分を受け入れてくれてくれる人がいなくても、それが永遠に続くわけじゃない。

本当は、今の環境が駄目なら、別の環境に移れる、学校が駄目なら、いっそ辞めて別の教育機関に移れるくらいの制度があっても良いのにと思います。

逃げ道を用意してあげることが、必要なんじゃないかなと思います。

なんだか切なくなってしまいました。

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