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今更ながら、思うこと。

最近しみじみ思うのは、もっと早く心療内科に受診する機会があったら、もしかしたら今より楽な生き方が出来ていたかもしれないなぁ…と言うことです。

今更ながらなのですが、10代の頃からずっと自分の内向的な性格を改善しなくてはいけないと、ずいぶん悩み、遠回りしてきたなと思います。

20代はじめの頃、都内の学校に通っていたのですが、授業が朝一からある日は、いつも満員の通勤電車にすし詰めになってゆられていくという生活をしていました。

ある日いつもと同じように地元の駅から電車に乗ったのですが、すし詰めの満員電車の中で、吊革も掴めず、サラリーマンのおじさん達に挟まれるように立っていたら、急に頭の中が真っ白になってしまって、首筋に悪寒が走り、頭の血が一気に下がっていくのが分かりました。

身動きも出来ない車内で、丁度次の駅まで10分くらいかかる所だったので、自分の身に何が起こったのかも分からず、とにかく次の駅まで耐えるしかないと、必死に立っていました。

やっと次の駅に着いたのですが、貧血のような状態でたくさんの人にもみくちゃにされて、突き飛ばされるように電車から外に出されたので、そのままその場で転んでしまい、動けなくなってしまいました。

身動きも取れず、困っていたところ、見ず知らずのおじさんが、「大丈夫?」と声をかけてくれて、手を引いて起こしてくれました。

結局私はその後駅のベンチで放心状態のまま20分くらい過ごし、ようやくなんとか起きあがって、学校に向かいました。

あの時手をさしのべてくれたサラリーマンのおじさんが居なかったら、私はどうなっていたのか?

もうずいぶん昔の話しですが、今でもそのおじさんには感謝しています。

結局私はこの学校を卒業後、もう満員電車に乗るのは懲りたので、地元で就職したのですが…

今思えば、パニック発作だったのかな?と思います。

この頭が真っ白になった日以降、しばらくはまた真っ白になったらどうしよう?と、何度も何度も思いました。

幸運だったのは、これ以降起きあがれなくなるほど酷い貧血状態になることがなかったのと、やっぱり自主的に満員電車を避けるようになったからかもしれませんが、電車が恐くて乗れないというような後遺症はありません。

でもその時はたまたまかと思っていたのですが、今思えば現在のうつに繋がる、病気の初期症状のようなものだったのかも…と思います。

10代から20代にかけて、現在でもたまになりますが、環境に適応できないと感じた時の、鬱屈とした気分。

もしかしたらこれが抑鬱状態というものだったのだろうか?と、今更ながら思います。

でもその頃は自分の内向的な性格が悪いのだと思っていたので、ひたすら自己啓発本や性格改善について書かれた本を読みあさっていました。

100冊以上は同じような本を読みあさったと思います。

当時の私は、加藤泰三先生の本がバイブルみたいでした。

本を読んだ後は、何となく問題が解決したような気がして、少し前向きになったり、気持ちが楽になったのですが、また抑鬱的な気分になると、新しい本を探しては、救いを求める…こんな事の繰り返しでした。

結局10年近く性格改善を目指して悩み続けたのですが、解決せず、もう私はこのままで良いのだと、諦め、開きなおったら、大分楽になりました。

これだけ長い時間悩んでも治らないのだから、悩むだけ無駄だなとそう思ったからかもしれません。

ただ、今更ですが、もしこの悩み続けていた10代から20代にかけて、現在通院している心療内科のような医療機関を受診することがあったら、もっと早く楽になっていたかもしれないなと思います。

心療内科受診は、私の場合家族の反対が大きくて、現在通院している病院も、家族の反対を押し切って、内緒で通院し始めたという状況でした。

結果としては良かったのだと思うのですが、まだまだ敷居が高いんだよな…と思います。

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